中古車を車査定する人

中古車査定士

世の中には、一般的にはあまり知られていない職業やそのための資格が数多く存在するものです。 関係がある人には当然知られている資格でも、普段接しない人にとっては未知の存在であったりします。

車を売ろうとする時、車買取の査定を行う人が持っていなければならない資格が「中古車査定士」です。 適正に中古車の査定を行うことで、一般ユーザーが不当に不利益を被ることの無いようにし、また、中古車市場の無用な混乱を避ける目的で、日本自動車査定協会が認める業界專門資格です。 中古車を販売する会社はもちろん、買取や下取りを行う可能性がある業種、すなわちディーラーやリース会社などの社員に取得が勧められる資格です。 それらの業種に関わらない人にとっては無縁な資格でしょう。

査定士の資格試験は、車の販売や整備などの実務を6ヶ月以上経験した上で(その勤務先の証明書が必要)、協会所定の研修を受けた人に受験資格が与えられ、その上で、学科と実技の試験を実施することで行われます。 とある資格情報の記事によれば、合格率は8割前後となっていて、難易度も高くはなく、どちらかと言えば、中古車の査定のための知識を学ぶための研修という意味合いが強い制度となっているようです。

それでも、一般人では分かり得ない中古車の査定の基準やノウハウを取得した立場のプロですから、これから愛車を売ろうかと考えている人は、中古車査定士が査定を行う“本物の”買取会社に査定の依頼をして下さい。 査定士の試験は、小型車用であれば年に2回、全国各地で実施されています。

なお、不特定多数に対する中古車の売買自体は、公安委員会が管轄する「古物商」(手続きの窓口は警察)の資格があれば誰でも行うことができます。 この古物商の資格は、試験がある訳でも無く、特に問題が無ければ申請すれば誰でも取得出来るのです。 逆に言えば、中古車査定士の資格を持っていなくても、車買取をして販売することは比較的簡単に出来るということになります。

それだからこそ、繰り返しになりますが、適正基準と適正価格を守ってくれる査定士の資格を持ったスタッフがいる買取会社に車査定を依頼するべきです。